佐賀県立美術館 OKADA-ROOM vol.12 岡田三郎助と日本近代洋画の名品
佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠、岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869~1939)の画業と人物を顕彰してきました。館内の常設展示室「OKADA-ROOM」では、岡田作品を中心に館収蔵の近代洋画の優品を紹介し、ご来館の皆様にご好評をいただいています。
平成30年11月28日から始まったOKADA-ROOMの新たな展示では、県立美術館所蔵作品を中心に、岡田三郎助の名品とともに、日本近代洋画の大家たちの作品をあわせて紹介します。
日本人で初めて外国で洋画を学んだ百武兼行、岡田とともに日本の洋画に新風を吹き込んだ黒田清輝と久米桂一郎、そして夭折の天才画家青木繁など、その顔触れは多士済々。岡田作品の典雅な世界とともに、日本近代洋画の豊穣な歩みを御紹介します。ぜひ御鑑賞ください。
会期 |
平成30年11月28日(水曜日)~2月11日(月曜日・祝日) 休館日:平成30年12月29日(土曜日)~12月31日(月曜日) |
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会場 | 美術館1階 OKADA-ROOM |
観覧料 | 無料 |
その他 | フラッシュ類や、三脚等の機材を用いての写真撮影はご遠慮ください。 作品にお手を触れないようお願いいたします。 また、寄託作品の写真撮影はご遠慮ください。 (詳細は受付スタッフにお尋ねください。) |
OKADA-ROOM について
【出品作品】岡田三郎助と近代洋画の名品
・ 岡田三郎助《矢調べ》 1893(明治26)、 油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・ 岡田三郎助《清楚(少女)》1907(明治40)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・ 岡田三郎助《婦人像》1909(明治42)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・ 岡田三郎助《桃の林(大石田横山村)》1917(大正6)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・ 岡田三郎助《富士山(三保にて)》1920(大正9)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・ 岡田三郎助《裸婦》1935(昭和10)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・岡田三郎助《伊豆山風景》1935(昭和10)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・岡田三郎助《淙々園(そうそうえん)にて》1935(昭和10)、油彩・カンヴァス、個人蔵(寄託)
・百武兼行《タンバリンを持つ少女》1881(明治14)頃、油彩・カンヴァス、個人蔵(寄託)
・小代為重《日傘の婦人のいる風景》1890(明治23)、油彩・板、佐賀県立美術館
・久米桂一郎《京都賀茂川の景》1893(明治26)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・黒田清輝《小代為重像》1897(明治30) 油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館
・中沢弘光《八月》1899(明治32)、油彩・カンヴァス、佐賀県立美術館
・青木 繁《繊月帰舟(せんげつきしゅう)》1910(明治43)、油彩・カンヴァス、個人蔵(寄託)
・藤島武二《風景》 昭和時代、油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館
・黒田清輝《画室内》1889(明治22)油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館
・藤島武二《裸婦》大正時代、油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館
・中沢弘光《洋装の女》1940(昭和15)頃 油彩・カンヴァス 佐賀県立美術館